内間木橋が無くなる!7月1日から通行できません。

荒川と新河岸川を結ぶ朝霞水門のたもとにある内間木橋。その内間木橋が廃止します。そのため7月1日から橋が通行止めになり無くなります。



目次


内間木橋とは

荒川と新河岸川を結ぶ朝霞水門のすぐ西にある市道に架かる仮設の橋です。新河岸川激甚災害の一環として架橋されたようです。現在は平行する朝霞大橋の開通により車通りは大きく減りましたがそれでも多くの車や自転車が利用していました。

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国土地理院地図より

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2020年2月撮影

橋の途中に分かれ道がありそこへ進むとホームレスの家や野球のグランド、畑などがある場所に出られます。

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事前の通知

2019年11月16日に内間木橋の廃止に関する市民説明会が開かれていたようです。当時はのんきに生活していたので全く気づきませんでした。

先月の広報朝霞17ページ上から3つめ中程に内間木橋についてのお知らせもあります。

広報朝霞より

内間木橋通行止めのお知らせ
内間木橋の廃止・撤去に向けた通行止めを実施します。今後は、国道254号バイパスをご利用ください。
日時
/7月1日㈬午前6時
/道路整備課☎463-0912


内間木橋を航空写真から見る

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2008年
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2007年以前
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1988~1990年
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1984~1987年
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1979~1983年
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1974~1978年
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1961~1969年
国土地理院地図より

1984年~1987年の地図から内間木橋が確認できます。当時は朝霞水門が無かったので三又に分かれる橋ではありませんでした。朝霞水門は1995年に完成しました。その直後の航空写真が2007年以前のものです。完成当初から橋が分岐する不思議な構造だったようです。


橋がなくなった後の影響

橋がなくなることでどんな影響が生じるのか思ったことをまとめておきます。

野球場

まず、一番先に心配がされるのが野球場への車。オレンジの×印の辺りに野球場があり、車がその付近に駐車されているのを見かけます。どのように入ったのかは知りませんが橋をつたって入ってきていたのであればアクセス手段が失われてしまいます。

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国土地理院地図より

土手へ上がる道

自転車、歩きを問わず黒目川から荒川の土手に上がろうとするには2パターンがあります。ひとつは内間木橋の中で曲がりその先にある階段から土手に上がる方法(黒線の下)。もうひとつは内間木橋を渡りきってから土手へのスロープから上がる方法。どちらも内間木橋があることによって距離を短くして移動することができています。

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しかし、内間木橋がなくなると赤色の線のように、一度台交差点の方へ出てから朝霞大橋をわたる必要があり遠回りを強いられます。朝霞大橋はかなり高いところまで上がるので時間的にも体力的にもかなりのロスが生じてしまいます。

下内間木の人たち

この地区には知り合いがいないのでどれだけこの橋が重要なのかは定かではありません。しかし、地図上では和光市方面から下内間木に抜ける際は内間木橋を通る方が早いお宅もあるようです。詳しいことはわかりませんのでこれ以上なんとも言えません


結局

朝霞市民でも知らない人がいるであろう辺境の地にある橋が1本潰れたってなんも問題ないと思う人も多いと思いますが、この橋は以外にも多くの利用がある橋です。

私も部活をサボってどきどきここに来ていたこともあり思い出深い橋でもあります。私の情報収集能力の低さにより通行止めになる前に橋の記録を残すことはできませんでした。ただ、通行止めになってもすぐに解体されるわけではないので残っているうちに記録に行きたいと思います。

YouTube上にさよなら内間木橋という動画がありましたので記録映像として載せておきます。