マスクの現在の相場を徹底比較
移動も増え公共交通機関では実質的にマスクの着用義務のようなものがあるなか、私のマスクの在庫がとうとう切れてしまったので補充のためにいろんな店を回って現在の価格などを調査していました。今回はマスクの今の相場に視点を当てて見ていきます。
※このデータは7月上旬時点の埼玉県南部及び東京都の一部店舗のものです。購入の際は実際の店舗でご確認ください。
目次 |
マスクの相場
市内と都内のいくつかの店舗のマスクの価格を紹介します。
某100円ショップ(市内)
※特定を避けるためモザイクをかけています
- 50枚 2000円+税
この店ではコロナ前は30枚/100円で売っていました。値段を釣り上げすぎな気がします。100円でマスクが買えるようになってほしいものです。
ちなみにこのマスクを購入した人のレビューによると品質は30枚/100円のものと大差無いそうです。
ドラッグストアA(市内)
※特定を避けるためモザイクをかけています
- 不織布マスク(30枚) 1500円+税 だった気がする
コロナ前に比べ3~4倍に値段が上がっている気がします。何だかんだ言って度合いは違えど転売ヤーとやってることは同じ気がします。
薬局(ドラッグストア)W(都内)
種類は豊富でした
結局ここで30枚のを買うんですがね。5枚で298円は小分けにしては安い方です。
ドラッグストアM(都内)
- 不織布マスク(5枚) 398円+税
- マスクの中につける不織布(50枚) 448円+税
このお店は5枚1セットのような小分けのものしか売っていませんでしたが種類が豊富でした。客が入ってる様子がなかったので売れ残っているだけかも、、、
まとめ
調査した結果平均的なマスクの価格はこんな感じ(税抜き)。
数量 | 単価 |
5枚入り | 50~100円/枚 |
30枚入り | 40~50円/枚 |
50枚入り | 40~50円/枚 |
まだまだ価格は高止まりしています。
また、都内の繁華街にある店舗は競争力が必要なため比較的安くなっています。
なぜマスクの価格が下がらないのか?
中国からの輸入も再開してきて供給量が増えてきているはずなのに価格が全く下がらない。なぜなのか考えてみました。
1,先物取引
一番可能性が高いのがこの説です。
今年の2月終わりごろにコロナが蔓延してきたところでマスクの需要が一気に高くなりました。その時の需要に対応するため各販売店は大量の注文をかけます。当時はいくら高くてもどんどん売れたため仕入れ価格が高くても注文していた可能性が高いです。
朝日新聞の記事では店員の言葉として「早い時期に仕入れたものは仕入れ値が高かったから、これ以上は下げられない。赤字で売ることもある」と紹介しています。
そして中国の新型コロナも収まってきて国外向けの輸出が増大すると数ヶ月前に注文していたマスクが一気に届き始めます。そのため数か月前の高額な価格で注文したため、供給量が戻った今でも当時の価格のまま販売しているということです。
この理論が成り立つのなら、この後の注文からは卸値が落ちてくるためマスクの値段も落ち着いてくるということになります。
2,消費者を餌にした悪徳商法
人間の心を垣間見れるのがこの説。
生活必需品となって高くても売れるのを盾に値段をつり上げたまま販売しているというものです。マスクで稼いじゃおうといった感じです。
起こっていることは談合とほぼ変わらないため当分の間、値段は高水準で変動することになりそうです。大概の場合、どこかの店が格安販売を始めると値崩れが発生するのでそれまで待つしかありません。
3,品質の向上
説得力に欠けるけど綺麗な考え。
単純にマスクの性能を向上させるために原価や製造費用が上がってしまったのではないか?というもの。ただ、今でも品質の悪いマスクは流通しているしと説得力に欠ける。
結局
薬局(ドラッグストア)W(都内)で30枚入りのやつを買いました。
- JANコード:4570084520078
申し訳程度に品質保証書が入ってますが信用はできません。ただし、30枚/100円のDAISOマスクより呼吸がしやすくマスクが分厚いため長時間の使用でも型崩れを起こしません。我ながらよい買い物をしたと感じています。