価格暴落中 株主優待券の今!
鉄道会社の株主優待券の価格が例年に比べて大幅に安くなっています。
ほとんどの鉄道会社の株主優待券は自社線内の任意の区間を利用できる切符や一定期間自社線が使い放題になる定期券などがあります。特に1回限りで任意の区間を利用できる株主優待は長距離を利用する場合、通常の運賃と比べて安く買うことができお得に済ませられます。
東武鉄道の場合、例年は金券屋で株主優待が1枚あたり約800円で販売されています。現在、池袋ー小川町間の運賃が820円なのでそれ以上の距離を利用する場合、株主優待を購入した方がお得となります。
私は大宮から日光の区間を数回利用することがありました。通常片道運賃の1220円が株主優待を使うことで800円まで安くすることができます。
最近、金券屋に諸用がありいってみると株主優待券が例年以上に安い値段で売り出されていました。
あまりの安さに叫びそうになるほどです。
新型コロナウイルスによる移動の自粛により、鉄道の長距離利用の需要が下がってきていることが要因です。需要と供給がよくわかる例になりそうです。
東武以外の例年の相場がわかりませんがその他鉄道会社の株主優待も安くなっているようです。現在の価格(チケットレンジャー)と代表的な区間の運賃を比較してみました。
鉄道会社(区間) | 運賃 | 株主優待の価格 |
東武(浅草~日光) | 1390円 | 500円 |
京王(新宿~高尾) | 370円 | 270円 |
京成(日暮里~東成田) | 980円 | 490円 |
小田急(小田原~新宿) | 900円 | 370円 |
西武(池袋~西武秩父) | 790円 | 300円 |
京急(品川~三崎口) | 950円 | 370円 |
東急(渋谷~中央林間) | 340円 | 200円 |
相鉄(横浜~海老名) | 320円 | 160円 |
富士急(大月~河口湖) | 1170円 | 650円 |
近鉄(名古屋~大阪上本町) | 2410円 | 1200円 |
名鉄(豊橋~新岐阜) | 1500円 | 850円 |
全体に半額程度の価格で販売されています。相鉄においては初乗り+10円という破格で売られています。全体的に見ると京成が他社に比べて高止まりしている印象です。空港利用の一定の利用者の需要を見込んでいるのでしょうか?
新規感染者が高水準で推移している現状を見る限り、当分の間は観光需要が戻らないことが考えられます。政府のGoToキャンペーンもあの有り様ですので、、、そんなわけで株主優待券の安売りは当分の間続きそうです。お得に旅行に行きたい方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?